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両大師祭が行われました

  真言宗開祖の弘法大師(空海上人)と中興の祖である興教大師(覚鑁上人)の御影を掲げた宝仙寺本堂にて「両大師祭」が行われました。両大師祭は、お大師様二人のご降誕(6月15日、6月17日)をともにお祝いする行事です。宝仙学園理事長、冨田道生先生からは、ご法楽に続いて両大師についてのご法話がありました。

  弘法大師は、774年、香川県の善通寺でお生まれになり、当時の日本での学問に満足せず、唐に渡り、仏教だけでなく様々な分野の知識や技術を学んで日本に伝えました。四国の満濃池という大規模なため池は、そのときの地質学の知識や土木技術を活かして造られたものです。また日本全国に「弘法の湯」と呼ばれる温泉が見られるのは、そうした活躍が伝説になったためと思われます。24歳のときに『三教指帰』という比較宗教論の書物を著した天才的な人物で、日本最初の私立学校である綜芸種智院を創設したことも有名です。弘法大師が高野山で開いた真言宗は、今では1万2千の寺院に広まっています。65歳で入定された大師のために、今でも毎日奥の院に食事が運ばれているとのことです。

  一方、弘法大師から300年後、平安末期にお生まれになった興教大師は9歳で出家して、13歳で故郷の九州を離れて京都に行き、仁和寺で真言宗を学びました。当時普及していた浄土教の思想を密教に取り入れて理論家した方として知られています。また、出家者のための心得として『密厳院発露懺悔文』を書かれています。自分を律することに厳格であった興教大師ですが、この末文には、人々がみずから犯した三業所作の罪の報いを受けないよう、皆に相代わって懺悔するという内容が述べられています。興教大師は、本学の宝仙ホールと4号館多目的室の御本尊となっています。

130606両大師祭

130606両大師祭

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