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両大師祭が行われました

いまにも雨の降り出しそうな空の下、宝仙寺本堂にて「両大師祭」が行われました。両大師祭は、真言宗開祖の弘法大師(空海上人)と中興の祖である興教大師(覚鑁上人)という二人のお大師様のご生誕(6月15日、6月17日)をお祝いする行事です。宝仙学園理事長、冨田道生先生からは、ご法楽に続いて両大師についてのご法話がありました。

いま、三井記念美術館では「西大寺展」が行われています。西大寺は、称徳天皇(孝謙上皇)の発願により建立された真言律宗のお寺で、真言宗十八本山の一つに数えられています。一方、宝仙寺は真言宗豊山派に属していますが、豊山派総本山の長谷寺は西大寺と同じ奈良県にあります。

弘法大師は、奈良時代の終わり頃(774年)、讃岐の国(いまの香川県)の善通寺でお生まれになりました。24歳の若さで『三教指帰』という比較宗教論の書物を著した天才的な方で、遣唐使の一員として中国に渡って仏教(密教)を学び、日本に帰国後、真言宗を開きました。また、仏教だけでなく様々な分野の知識や技術を学んで日本に伝えました。なかでも地質学や土木技術の知識を生かして、四国の満濃池という大規模なため池の改修を行ったことは有名です。また、弘法大師による温泉発見の伝説は全国各地で知られています。そして、弘法大師が創設した綜芸種智院という日本最初の私立学校では、仏教に限定されない幅広い学芸を学べる学校だったそうです。

一方、興教大師は、弘法大師から300年後、平安末期に佐賀でお生まれになりました。子どもの頃に九州からはるばる京都に赴いて真言宗を学び、のちに高野山から和歌山県の根来寺に移って、当時普及していた浄土教の思想を密教に取り入れた方です。興教大師は、学園創立者が特に信奉し、研究していたこともあり、学園の講堂、宝仙ホールと4号館体育館の御本尊となっています。

170606両大師祭

170606両大師祭

170606両大師祭

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