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2022年度入学式 学長式辞

 新入生の皆さん、ご入学、誠におめでとうございます。希望に満ちた、皆さん一人一人の顔を拝見し、嬉しく思います。我々、こども教育宝仙大学の教職員一同、皆さんのご入学を、心から歓迎させていただきます。
 ご家族の皆様も、ご子息ご息女の、ご入学を、さぞかしお喜びのことと存じます。心からお祝いを申し上げます。本来であれば、ご臨席賜りたいのですが、新型コロナウィルスの感染が、未だ沈静化しない状況です。ライブ配信を通じて、お子様の晴れ姿を眺めていただくことと、させていただきました。ご来賓の皆様にも、残念ながら本日はご遠慮いただいております。学生の皆さんと教職員による入学式とし、ご祝辞も冨田理事長からのメッセージとさせていただいております。事情をご賢察の上、ご理解賜りたく、よろしくお願い申し上げます。

 皆さんは、コロナ禍での不安の多い受験期を乗り越え、見事、本学に入学されました。大変良い選択をしていただいたと思います。現実のものとなってきた、AIやロボットの時代には、事務的な仕事の消滅が言われており、雇用環境が大きく変わることが予想されます。その中で保育者は、AI、ロボットで代替できない、今後とも残る仕事の代表格です。人生100年時代を歩まれる皆さんは、卒業後50年、60年と働くことになると思います。その際、本学で取得される、幼稚園教諭1種免許、保育士資格という、公的資格が大きな武器となります。また保育留学で取得できる、オーストラリアの保育者資格も、アフターコロナ時代の更なる国際化を見据えれば、新たな可能性を広げてくれることとなるでしょう。
 大学では、卒業や資格取得のために、単位をしっかり修得することが必要です。現在、本学では、対面とオンラインによる授業を併用し、コロナウィルスの感染状況に応じて、授業形態を選択しています。いずれの授業でも出席することが大前提です。その中で自ら学びを深めていく、積極的な授業参加が求められます。本学の「建学の精神」の根本は「人を造る」ことです。大学では、自らが、「人を造る」ことも求められます。保育所や幼稚園等で待つ、子供達にとっての、優れた保育者を目指し、自ら、積極的な学びにチャレンジしていきましょう。

 本日は、もう一つお祝いを申し上げたいと思います。「成人、おめでとうございます。」ということです。マスコミ等でも取り上げられているとおり、民法が改正され、この4月から、成人年齢が18歳に引き下げられました。ここにおられる皆さんは、昨日、4月1日には、全員が成人となられました。日本の法律では、140年以上、成人年齢を20歳としていましたが、諸外国ではほとんどが、18歳であり、その水準に合わせた内容です。今まで以上に、若い方の、自己決定権を尊重し、積極的な社会参加を促すための、大改定となります。
 具体的には、成人になった皆さんは、一人で様々な契約ができます。未成年の時は、父母の同意がないと有効な契約ができず、同意なく結んだ契約は取り消すことができました。成人になって結んだ契約は、原則として取り消せなくなります。つまり自らの言動について、しっかり考え、しっかり行動する、責任を持てる成人となる必要があります。今でも20歳代の消費者トラブルが多発しており、相談を受けている、国民生活センターでは「新成人の皆さんへ」と題して、注意を喚起しています。「軽い気持ちで契約しない」「うまい話に飛びつかない」等と表現されています。但し、一人で契約できると言っても、当面はご家族に相談してみましょう。成人になっても、適切な方に相談できる力というのは、非常に重要な能力であり、身に付ける必要があります。
 本学では、責任ある言動ができる成人となるための、橋渡しをしたいと考えています。まず1年生で、成人としての基礎力をしっかりと身に付けていただきます。契約をすると、約束したとおりに実行する、期限を守る、という責任が生じます。本学では「約束を守る」「期限を守る」「責任を持つ」、そして悪徳業者等に「だまされない」の4つを『成人基礎力』と位置付けました。この成人基礎力をできるだけ早く身に付けていただきます。ただ安心して下さい。本学の教育ビジョン「こども教育HOSEN WAY」の柱の1つは「一人ひとりに寄り添う教育」です。一人ひとりに合わせながら、1年間で成人基礎力をしっかり身に付けていただきます。
 2年生以降は、保育実習、教育実習等で、他の大学の学部とは異なり、一足先に社会を経験することになります。実習生として、しっかり考え、行動することが求められます。こちらも低くはないハードルですが、本学のもう1つの柱は「実践教育の徹底」です。そして「きめ細かい実習指導」については、大学認証評価において、「優れた点」として、高い評価を受けています。実習というハードルをクリアできる様に、段階を踏んで指導していきます。
 これらの教育を通じ、社会から要請されている、自らの言動に責任を持てる、自立した成人への道を、着実に歩んで欲しいと思います。

 また大学では、授業、実習以外にも、様々な体験を通じて学ぶことも重要です。ここでも、成人としての責任ある言動が試されます。大学時代は、学内でのサークル活動や、学外での様々な活動等を通じて、生涯の友人と出会えるチャンスでもあります。同学年の方、先輩、後輩、そして学外の方とも、知り合い、理解し合い、助け合うことは、自らを大きく成長させます。是非色々なことにチャレンジしてみて下さい。

 保育者となられる皆さんには、次の時代を、こども達と共に作り上げる、大きな期待が寄せられています。素晴らしい未来を作る、優れた保育者になるため、幅広く一緒に学んでいきましょう。我々教職員一同は、皆さんのチャレンジを全力で応援致します。

 皆さんが充実した大学生活を送られることを、心から祈念し、入学式式辞とさせていただきます。

2022年4月2日    こども教育宝仙大学 学長 太田誠一

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