こども教育学部 幼児教育学科(入学定員100名)
本学は、幼児教育・保育を学ぶ4年制単科大学です。
保育者になるという同じ志を抱く仲間たちと共に、幼児教育・保育に関わる専門知識や技術はもちろん、様々な教養科目、専門研究ゼミで学びを深め、多様化するこどもや保護者への対応力が身につきます。
卒業および免許・資格取得に要する単位数は124単位。4年間で余裕をもって深い学びが得られます。
1935年に東京初の仏教系保育者養成施設として設立したのを始まりとし、その歴史を継承するこども教育宝仙大学。1951年の短大設立以降だけで、これまでに6,000名を超える卒業生を幼児教育・保育の現場に輩出してきた伝統と実績を教育に活かしています。
1年次の「基礎ゼミ」から始まる必修ゼミは、10~12名程度で行なう教育体制を整えています。ゼミ担当教員は大学生活のアドバイザーとしての役割も兼ね、学生一人ひとりの学びや成長を、きめ細やかにサポートしていきます。
1年次から体験学習を採り入れた「保育の現場を知る」がスタート。3年次以降の実習に備え、十分な現場に関する教育が受けられます。
3年生から始まる「保育実習」「教育実習」では、担当教員が実習先の園や施設と密接に連絡を取って実践的学習をサポートします。また、事前の実習準備の指導など、個々の相談にもていねいに応えています。
幼児教育・保育の現場で必要とされる、音楽や造形、身体などの表現系の科目を充実させています。ピアノを用いた音楽の授業は、4年間で7科目105コマ用意され、習熟度別の少人数教育が行われています。このためピアノ初心者でも安心してじっくりと学ぶことが出来ます。
2023年2月からオーストラリア保育留学がスタートしました。希望者は3年次の2月から11か月間、オーストラリアに保育留学し、同国の保育者資格CertificateⅢの取得を目指します。留学者は他の学生に比べ、国内科目の履修を前倒しすることで、留学しても4年間で本学を卒業することが出来ます。また留学先の授業料は本学4年次の授業料を、大学からオーストラリアの教育連携期間宛に支払うため、留学者の負担は生じません。
大学キャンパスは宝仙学園幼稚園に隣接。こどもたちの姿に触れながら保育の大切さを実感でき、幼児教育についての学びを深めていける、恵まれた大学環境です。またここで、1年次からの「保育の現場を知る」の科目での体験学習も行われます。
在学中に必要な科目を履修し、単位を取得することで、幼稚園教諭一種免許状と保育士国家資格が得られます。毎年卒業生のうち、95%前後が保育士資格を、90%前後が幼稚園教諭Ⅰ種免許を取得しています。2022年3月卒業生は保育士資格取得率97.3%、幼稚園教諭Ⅰ種免許取得率89.3%でした。
本学は建学の精神のもと、こども教育を通じて、より良い未来を創造していく質の高い保育者を養成し、社会に貢献することを使命としています。本学はこれまで行ってきた保育者養成としての教育をより一層進化させ、「実践教育を徹底し、優れた保育者を育てる」「一人ひとりに寄り添い、優れた保育者を育てる」「90年の信頼〈保育の宝仙〉を受け継ぎ、優れた保育者を育てる」とする3つのビジョンにより、こども教育「HOSEN WAY」を確立してきました。そして2021年度からは更に質の高い学びをめざして、「こども教育HOSEN WAYⅡ」をスタートしました。