保育士の職場として、多くの人が保育所を思い浮かべるのではないかと思います。しかし、保育士は保育所以外にも、乳児院や児童養護施設など様々なところで活躍しています。乳児院や児童養護施設も保育所と同じ児童福祉施設ですが、大きな違いはこどもの「生活」の場所にあります。保育所はご存知の通り、こどもは家庭で生活し保育所に通い保育をうけます。一方、乳児院や児童養護施設のこどもは施設で生活し、そこから幼稚園や学校に通っています。施設で生活するこどもの毎日を支えているのが、施設で働く保育士です。
現場で活躍する施設保育士の方々に、施設で働く中で感じる喜びや難しさを聞いてみました。
施設で生活する子どもは、それまでの生活環境、親子関係や障がいなどにより、支援には難しさがあるようです。しかし、児童福祉施設の現場で活躍する保育士の皆さんは、こどもに寄り添いながらその生活を支えています。日々のかかわりを通して、こどもの成長を感じたり、心が通じ合ったり、感謝の気持ちが伝えられたりすることが施設保育士の喜びだと共通して話してくれました。